ほぼ皆既月食!

実はシロクマ派

2021年11月26日 12:00


11月19日に起きた部分月食。

月の約97%が影に入る「ほぼ皆既月食」と言える天体ショーとなり、夜空を見上げていた方も多いのではないでしょうか?

前回のスーパームーンの皆既月食ではあいにくの曇天でしたが、今回はばっちり晴れました。

探検の殿堂でも観望会を行い、無事に観望することができました。上の写真は、講師をつとめてくださった井田三好(いだ みよし)先生が撮影された写真です。

美しい~~。なぜ月食で月が赤く見えるかというと、地球の大気が影響しているそうです。太陽からの光が地球を通過するとき、太陽の光にふくまれる赤色以外の光が地球の大気によって散乱してしまうからだとか。


当日は、たくさんの方がお越しくださいました。今回も前回同様、イベント申し込み直後からたくさんのお申し込みをいただき、開始10分程度で満員に。天体イベントの人気の高さを改めて知りました。


当日、井田先生やG-G-のサイエンス倶楽部の方がご用意してくださった望遠鏡でくっきり・はっきりと月の様子を観察することができました。自分のスマホでも写真を撮りたいと思うのが人情ですが、手持ちのスマホカメラじゃ撮影が難しい!!くやしい~~

なんとかこの感動を自分のスマホにも残したいと、たくさんの方が望遠鏡の接眼レンズごしの撮影に挑戦しましたが……。そもそもスマホカメラのレンズ内に、月が入るように調整・固定するのがめちゃくちゃ大変です。

後日写真をみてみたら、上のようなものしか撮れていませんでした。井田先生の写真と比べると、差は歴然。やはりちゃんとしたカメラは違うな~


探検の殿堂と部分月食。屋根の上にある明るい点が月です。


観望会では、金星・土星・木星も観察しました。輪っかのある土星は、望遠鏡で見るとまるで絵のようにしか見えず、みなさん「おもちゃみたい!」と驚かれていました。

今回の部分月食は約3時間30分程度もあり、観察する時間が十分にありました。実は1901~2200年の間に起こる部分月食の中で、一番長いあいだ見られる日だったようです。

とおい彼方の天体に思いをはせるイベントとなりました。


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