本日、2日(日曜日)にサイエンスカフェ『何が早田を突き動かしたのか?-独創的な「動的分類系」とその着想の源』を開催しました。
アメリカ留学から帰国された東京大学大学院 博士課程 中尾暁
(なかお ぎょう)さんに、探検の殿堂にお越しいただいてお話をしていただきました。中尾さんは今年の4月25日(水)に台湾から台北植物園の方々が視察にいらっしゃった際にもビデオ通話でお話ししていただきました。その時の様子は
こちらからご覧いただけます。
イベントの様子をご紹介します。
まず初めに、2階で行っている企画展の中にある早田文蔵コーナーを中尾さんにご案内していただきながらお話をお聞きしました。
病床の早田が、日本の植物学者に残した檄文もご紹介いただきました。この檄文、じつは探検の殿堂で初!公!開!!されたものです。
早田文蔵のお孫さんである谷口正子
(たにぐち まさこ)さんにもお越しいただいてお話をしていただきました。
東大植物園を学生を連れて歩いていた時、学生が「この草は何ですが」と質問されたそうです。するとその時、早田さんのご長男が駆け寄ってくるのに気づいて、手に持っていた植物をぐちゃぐちゃにして捨ててしまったとか。
(後できちんと学生の質問には答えられたそうです)
他にも早田さんの不思議な変人ぶりを知らせるエピソードがお聞きできました。
次は、場所を探究館に移して、お茶を楽しみながら早田文蔵のお話を聞きました。
東近江市の永源寺地区・政所町にある「きの花」の川上喜代美
(かわかみ きよみ)さんにご協力いただきまして、早田文蔵が名付けた植物を使ってゼリーやシフォンに調理していただき、煎じたお茶と一緒に美味しくいただきました。
こちらはその一つ。
仙草を煮出したエキスが入ったシフォンケーキと、台湾肉桂の実を香辛料として使ったフライドポテトです!
よだれがでるような食レポが出来ればいいんですが…
仙草って聞くと漢方?というイメージがあったんですが、全然薬臭さもなくて美味しい~~!
他にも松葉茶や金線蓮茶などのお茶もお出ししました。
中尾暁さん
谷口正子さん
ご参加いただいた皆さま
ありがとうございました