約50年前の湖東中学新聞

マイボスが湖東図書館から面白い資料を借りてきてくれましたのでみなさまにもご紹介します。こちらは昭和44年(1969年)8月1日、今から約50年前に湖東中新聞委員会によって発行された「湖東中学新聞」です。

なぜ湖東中学新聞を取り上げるかというと、ご覧ください!
(全体像の写真ですみません

なんと、西堀さんが湖東中学校で講演をされたという記事が掲載されているのです。
日本初の試みであった1年間の南極越冬を終えてから、西堀さんは各地の小・中学校に招かれて、自分の体験や子供たちへの激励などを講演して回ったそうです。その中には、もちろん湖東中学校も含まれていました。
簡単に内容を要約すると…
幼いころからの夢や目標に向かう中で苦しい時もあるだろう。
しかし、君たちに不可能ということはない。
その時の苦労や出来事そのものを楽しみつつ、諦めず努力を続ければ必ず道は開かれる。
講演で聞いたこうした西堀先生の言葉を忘れずに、みなさん頑張りましょう!
といったものです。
現在だと、本でしか知るすべがない西堀語録を直接聞いた人がいると思うと不思議な感じですね。
しかし、この講演は探検の殿堂にとっても非常に重要な出来事でした。
西堀さんの話は、生徒たちだけでなく、講演を聞いた大人たちにも強い影響を与えました。
そこには、当時の湖東町町長や、のちに町長となる人などが同席していたのです。
湖東町からも西堀さんのように世界に羽ばたく人材が育ってほしい!
西堀さんの心や言葉を後の子供たちにも残していきたい!!
そうした熱い想いは、やがて「西堀榮三郎記念 探検の殿堂」設立へ至るまでになりました。
(西堀さんの御祖父様、御祖母様やご両親が旧・湖東町のご出身という経緯もありつつ)
結構、「なぜここに西堀さんの記念館が?」がお聞きになる来館者の方が多いのですが
じつはそういう背景があったのでした。
探検の殿堂誕生のきっかけともなった出来事を知らせる記事です。
いわゆる校内新聞なので、記者ももちろん中学生。
記事内に「ぼく」とあるので、男子生徒でしょう。
西堀さんの講演を聞いた記者や中学生たちは、どんな人生を歩んでいるのでしょうか。
タグ :湖東中学新聞
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