小学5年生

昨日の記事の続きで~す夏季特別展『好きを仕事に 小さいことの積み重ね』で集まった、みんなの好きなものや夢、あこがれ。せっかく集まったので、内容を簡単に集計してみました。

専用の用紙に
1.自分の好きなものや夢、憧れ
2.学年・年齢
3.名前(あだな・ニックネームでも可)
以上をかいてもらいました。

小学5年生

【集計期間】6月26日(水)~9月1日(日)
【参加人数】 177名
参加者を学年・年齢で分けたグラフです。
一番参加が多かったのは、小学5年生(26人)でした。続いて、小学3年生(25人)、小学1年生(24人)です。

小学5年生といえば、10~11歳ですね。
実は、初代南極地域観測隊 越冬隊長を務めた西堀榮三郎さんが南極への夢を抱いたもの11歳のころなのです。日本人で初めて南極を探検した白瀬矗(しらせ のぶ)の報告会に行ってから、榮三郎少年の胸に「いつか自分も南極へ行く!」という夢が住み着いたのでした。実現は困難な夢でしたが、彼はあきらめることなく情報収集やトレーニングを続け…

ついに54歳で南極観測隊副隊長に任命されました。
そんな西堀さんは、「若いころの夢はいつかかなう」という言葉も残されています。

また、特別展でご協力いただいた淺野悟志さん自身も「将来を決める最初のターニングポイントは、小学5年生の時に出会った一冊の本だった」ことを、展示準備中のヒアリングで教えてくださいました。

こうした背景もあり、小学5年生のみんなが最も参加してくれたと知れて嬉しかったりします。(まぁ僅差なんですが…)

※学年・年齢が不明なものは20ありますが、これは主に年齢が判別できなかったものです。例えば、「学年・年齢 3」と書かれていると、3歳なのか、小学3年生なのか、中学3年生なのか分からないため。また、性別の項目が無かったため、性別での分類はできませんでした。
次回への反省点ですkao03


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続いて、みんなの好きなものや夢、憧れで多かったものを紹介しましょう。
(人数で分けていますが、一人で複数のものを書いている子もいるので重複もあります)

●イラスト・漫画家・絵・デザインに関する…13人
絵を描くことが好きな子は絶対にいっぱいいると私は確信していました。私もその一人でしたからねkao01しかし、まとめてみたら第一位とはface08

それにしても、イラストレーターとデザイナーと漫画家、絵描き、アニメーターを全部まとめるなんて、我ながら本当に酷い分類すぎて、公開するか悩みました…。その道の人からすると一緒にするなと言われそうですが、今後もこんな感じの荒い分類で進めます。

一人、カーデザイナーになりたいという子が、車のイラスト付きで描いてくれたのですが、遠近感や立体感が上手くてめちゃびっくりし驚いたのを覚えています。話を聞いてみたら、好きな車をたくさん書きまくっているうちに自然と形が取れるようになった、と教えてくれました。

やっぱり究極は好きこそ物の上手なれか!!
今になって思うのですが、絵を描くための知識やテクニックも役立ちますが、一番大事なのは単純に「描いたり作ったりしている量や経験」だなぁ痛感します。あと遊び心。

…と、話が脱線してきたので終わります。

●士のつく職業…12人
かなりアバウトな分類で申し絵ありません。
宇宙飛行士や保育士、天気予報士、消防士、管理栄養士……など士のつく職業を書いてくれたのは12人でした。多かったのは、バス・新幹線・電車などの運転士でした。

●ゲーム…12人
男の子に圧倒的に多かったのはゲーム。
しかも、ニンテンドースイッチや3DSのイラストを添えるなど具体的な機種や、やりたいゲームのタイトルまで示す子がほとんどでした。このうち、ゲームクリエイターなど、作る人になりたいというのは2名でした。

●先生…10人
幼稚園や小学校、特定の習い事などの先生を書く子も多かったです。やっぱり自分が普段から親しんでいるから、憧れの対象になるのでしょうか?

●病院に関係する仕事…9人
看護師や医師、助産婦など医学・薬学に関わるものは、あわせて9人でした。自分自身や、祖父母などの身の回りの人が入院したときに、すごく優しくしてくれて嬉しかったから、という声をよく聞きました。

●選手…8人
内容は様々で、卓球、野球、バスケットボール、体操、水泳などでした。~~選手のような、オリンピックに出られるような選手になる!と目標を書いてくれる子も多かったです。

●水泳(スイミング)…7人
水泳選手、水泳の先生なども含めると、水泳に関することを書いたのは7人でした。他のスポーツに比べて水泳は特に多いのは、探検の殿堂の近くにある「湖東プール」で水泳をやっている子供たちが多いからかもしれません。

●美容師…5人
●歌手…5人
●警官…5人
●釣り関係…5人

結果が5人以上になったものを掲載しました。
他にもたくさんの「好きなものや夢、憧れ」が集まりました。どうしてそれに興味持ったの!?と聞きたくなるようなものも多数で、ご紹介できないのが残念なくらいです。名残惜しいですが、このあたりで終わります。

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集計結果を見ていると、「普段から触れ合っているモノや人、経験したこと」が子供自身が描く将来像に非常に大きな影響を及ぼしているのかなぁ~と思いました。触れ合う機会が無かったり、存在を知らなければ、選択肢に上がってくることもないように。子供のころにいろんな経験をすればするほど、自分の好きなものややりたいことが定まってくるのかもしれません。

実際に夢を実現しよう!目的を達成しよう!!と思い始めると、そこにはたくさんの困難が待ち受うけていて、知恵や工夫、人脈、戦略が必要になったりならなかったりするものですが、そこは夏季特別展『好きを仕事に 小さいことの積み重ね』で、二人の若手研究者の紹介を通して展示した通りです。

展示にお越しいただいた来館者のみなさま。
試みに参加してくださった全ての方。
展示にご協力いただいた方。

ありがとうございました。
みなさまに幸あれ!


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2019年09月22日 Posted by実はシロクマ派 at 17:55 │2019好きを仕事に