第12回京大宇宙落語研究会の講演会に行ってきました

12月4日に開催された「京大宇宙落語研究会」に行ってきました。研究会の方からご紹介されたので、私もお邪魔させていただいたので、どんな様子だったのかを少しだけお伝えします。
落語会ではありますが、現役天文学者であり花山天文台台長である柴田一成先生による天文学に関する話や、これまでの会の軌跡なども聞くことができて勉強になりました。柴田先生は、花山天文台の台長に就任されてから、花山天文台閉鎖の危機や、大量に寄贈された山本一清先生の資料の保管先の確保など、なかなか資金面でも大変なご苦労の連続だったご様子ですが、それらをユーモアを交えつつお話してくださるので、とても親しみが持てる方でした。
組織のトップに立つというのは、良いことばかりではないのですね

今回の京大落研テーマは「アマチュア天文学者の父」と呼ばれた山本一清先生でしたが、後半ではコズミックフロント制作者のお二人も交えて制作秘話などもお聞きできました。
コズミックフロントでは、一つの番組内でドキュメンタリーパート(ナレーションとか資料の掲示で進んでいく)とドラマパート(役者による再現ドラマ)がある場合があるそうなのですが、各パートにディレクター(担当者)がいらっしゃるそうです。探検の殿堂に西堀さんと天文の関係についてご連絡をくださったのは、このドキュメンタリーパートの方でした。山本先生をどういう側面から紹介するのか、どういった資料が利用できるのか、関係者は…といった諸々の条件を加味して、ドラマパートが制作される運びになったようです。
なるほどな〜
制作が決定してからは、各パートの台本を書くためにも、山本資料(山本先生が遺された大量の資料)の中から700冊を超える「天界」(山本先生が立ち上げた天文同好会・東亜天文学会の会誌)を読み込んでいくなどして糸口を掴んでいった、というお話もお聞きできました。私たちも大変お世話になった天文学者・富田先生のお名前も出てきました。コズミックフロントでも多大なご協力をされたようです。
山本一清先生の関係者や資料のお話なども聞ける貴重な機会だったのですが、天文が好きな人以上にも、番組制作や舞台美術などに興味がある人にもめちゃくちゃオススメな内容だったと思います。とくに時代劇とか、現代日本と違う時代の舞台を作るときに、どういった時代考証をしているのか、どうやって再現するのか、といったことが聞けてすごく面白かったです。
ドラマパートのディレクターさんが「(番組のドラマで)天文同好会立ち上げ時の写真が発見できた時、ヨッシャ!!と思いました」とかもう

ですよ。
そうなんですよ。
漫画にしろドラマにしろ、視覚的に表現しようとすると文字情報以外の考証がめちゃくちゃ大変なんです!どんな服着てたとか、どんな住環境だったのか、はたまか言葉遣いとか…、なので、写真というものは凄くありがたいものなのです。
ファンタジーではなく、実在のモノコトを取り扱う場合、資料以外の調査も意外とかなりの時間をかけていたりするものなのです。時代考証は間違いがないのが当たり前とされていて、間違ってたりすると、内容そのものが崩壊する場合もあるのが困りものです(ロミジュリの時代にスマホがあったら悲劇は起こらない)
なかなかこういう苦労をしている人と話す機会も無いので、話を聞きながら一方的な共感を抱いておりました。

心の中では首振り人形のようになってました。
とまぁ、ぐだぐだの苦労話は置いといて。
漫画と違ってドラマでは役者もスタッフもいますし、現実世界にセットを作らなければならないわけで、漫画とはちがう苦労もあるなぁと思いました。模型+CGで作られてると思った花山天文台の望遠鏡も、3Dプリンターを使って実物大で出力したとか!
月並みですが、自分もがんばろうと思いました。

会場では、「宇宙を仰ぐ」を特別に販売させていただけました。
特に大きな説明パネルなども持っていかなかったので、探検の殿堂は「なぜここにいて、冊子を販売しているのかも分からない」謎の団体と化していたにもかからわず、お手に取ってくださる方が多くて大変嬉しかったです。
お買い上げいただいた方、誠にありがとうございました!

2022年12月13日 Posted by実はシロクマ派 at 18:12
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