北極域研究推進プロジェクト冊子『これからの北極』
国立極地研究所さまから、北極域研究推進プロジェクト(ArCS)冊子『これからの北極』を送っていただきました。
ニュースなどで温暖化による北極域における海氷の減少を良く聞きますが、この冊子では、そうした北極域の変化が、生態系や航路・資源開発などの分野でどのような影響を与えるのかということが分かりやすくまとめられています。テキストだけでなく、写真や図なども豊富に使われていています

例えば、海氷が現象することで、北極海を利用した船舶による輸送(欧州=東アジア間の海上距離を、一般的な航路に比べて30~40%短縮することができる)が実現に近づく一方、氷海用の貨物船の建造コストが高額であったり、船舶保険や管理体制の問題、生態系への影響など考慮すべき課題点もあるなど…
これまでの調査研究を踏まえつつ
北極圏の変化が、現在、どういった分野でどんな影響を与えているのか
それによって、これから先、何が起こるのか、を知ることができる冊子です。
国立極地研究所さま
北極域研究推進プロジェクトさま
素敵な冊子をありがとうございました
