西堀資料 扇風機

今日は西堀資料をご紹介します。もうかなり昔のことですが、探検の殿堂の大掃除をしていたときに発掘した一品です。今回ご紹介する西堀資料は……

扇風機です!

西堀家の扇風機

なんかアンティークな感じで素敵ですね~。

触った感じオール金属で出来ているようで、めちゃくちゃ重いです。(片手で持つのが厳しいくらい)プラスチックではないので、長年の風化にも耐えたのかしら。



しかも、この扇風機。動くんです!

すごーい。普通にコンセント指せる。

でも、現代の扇風機と比べたら、風力は凄く弱いです。うちわでゆったり仰がれてるくらいの風しか来ません…。扇風機に一応、ガードはついているけれど、凄い隙間があいてますね。なんだか手を入れたくなるような

西堀家の扇風機

後ろの様子です。黒塗りのボデー

西堀家の扇風機

刻印のアップ。
翻訳したら「交流式ファンモーター No.042774 電圧100 回転60※今でいうHerz(ヘルツ)という単位」とあります。

追記その1
G-G-のサイエンス倶楽部のメンバーTさんからご指摘をいただきました。回転というのは、現在のHerz(ヘルツ)という単位と同様の意味だそうです。西堀さんの扇風機が、あんまり強く回転しないのも、このヘルツが関係しているみたいです。Tさん曰く、油を差す+関東で動かしたら、もっと早く回転するんじゃないか?とのこと。
なるほどな~


追記その1-1
お詳しい方からさらにご指摘をいただきました。昔はHerz(電気の周波数)は、CYCLES(回転数)と表示されていたけれど、言葉の通り「一分間あたりの回転数」を表す場合は………RPMと表記されるのだとか。ナルホドリ。


下はなんだか読み取りにくいんですが、PAT.AUG 13:95 JUNE 25.1901とあるので、製造は明治34年7月25日なんでしょうか?

というか西堀さんは1903年(明治36年)に生まれているので、西堀さんより古いということ!?

これは…、西堀さんは、一体いつ手に入れたんでしょうか…?現代の感覚からすると、自分が生まれるよりも前に作られた機械を買おうと思うことって、なかなか無くないですか?

追記その2
またまたTさんが教えてくれました。
このPATというのは、patentといって「特許申請日」ではないか?ということでした。ということは、そんなに古い機械じゃないんですね。


製造元は「GENERAL ELECTRIC CO. U.S.A」とあります。

追記その3
新たに正しい情報をいただきました。
戦前の東芝は、GENERAL ELECTRICから技術提供も受けていたようです。この会社は現在も盛業で、ネットで検索したらサイトもウィキペディアも出てきました。


このGE、なんか見た覚えがあるなと思って少し調べてみたら、東芝(かつての東京芝浦電気㈱)で働いていた時の西堀さんが、技術研究のためにアメリカに留学したとき(1939~1940年)に見学しにいった企業の一つでした。そして西堀さんが当時申請した特許の謝礼を支払うよ♪といってくれて、たったの1ドルしかくれなかった企業でした。さすがの西堀さんもガッカリ&ビックリ。


西堀家で使われていた扇風機。

せっかく動くので西堀記念室で展示したいんですが、もう夏が終わる……


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2021年09月10日 Posted by実はシロクマ派 at 17:57 │西堀資料