★2019 謹賀新年★
新しい年を迎えました。
みなさまはどのようなお正月をお迎えでしょうか。
さっそくですが、上の写真が何か分かりますか?
分かった方は、かなりの西堀さん通ですね。
ヒントは前のほうにある歯です。
今でもいる動物(哺乳類)です。
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答えは「猪」でした!!実はこの頭骨、若かりし西堀さんが仕留めた猪のものなんです!
その時の写真が上。猪、けっこうデカくないですか…?
格闘の際に、左手の人差し指を負傷したようです。野生生物が走行中の車にぶつかった後、そのまま走って逃げて行ったという話を聞きますし、素手の生身で猪に勝負を挑んで人差し指の負傷だけで済んでいるなんて…

(全然関係ない話ですが、若かりし頃の西堀さんの写真を見て最初に私が思ったのが、「男前やな~」でした。)
今年の干支は亥ですからね、もう新年の記事はこれしかないと思いました。
上の写真は、改装前の西堀榮三郎記念室で展示されていたパネルです。京都大学で講師をしていた西堀さんが、京大山岳部のスキーツアー中に出会った大猪と格闘、そして勝利したことが当時の新聞に取り上げられました。現在の記念室の暖炉横にあるサイドチェストに展示されている猪の頭骨はこの時のもの。
この猪以外にも、西堀さんは山登り中に出会ったカモシカなども仕留めています。鳥獣が禁猟になる前の話ですが、西堀さんはこうして狩った動物の皮から肉、骨まで全部利用して、決して無駄にしない方でもありました。彼の自然との関わり方が良く現われているなと思います。
西堀さんは本当に色々な顔をお持ちなので、いまだに日々が新発見の連続です。
今年はどんな西堀さんに出会えるでしょうか。
昨年は、来館者のみなさま、ココロボサポーターのみなさま、企画展やイベントにご協力いただいた方々など、本当にたくさんの方たちに助けていただきました。ありがとうございます。
今年も西堀榮三郎記念探検の殿堂をよろしくお願いいたします。