2019東近江ノード大会

12月8日の日曜日、探検の殿堂で「ロボカップジュニアジャパン東近江ノード大会」が開催されました。
東近江ノードは、ロボカップジュニアジャパンの京滋奈ブロックの所属地区の一つ。京滋奈ブロックには、ほかにも京都ノードや彦根ノードがあり、各ノード大会の上位入賞者が、京滋奈ブロック大会に出場できます。各ブロック大会で勝ち抜いたチームは、ロボカップジュニア日本大会に出場することができます。なんと、そのまま勝ち進めば世界大会への道までつながっているのです。
ロボカップジュニアジャパンには、サッカーリーグ、レスキューリーグ、On Stageリーグという3つの競技があります。今回の参加者はみんなサッカーでした。

サッカーリーグにも、オープンやライトウェイトなどの区分があります。これはビギナーズ部門の様子。二台一組のチームになって、計4台のロボットが、赤外線を放つボールを相手のゴールに入れるというサッカー形式のゲームで競い合います。

大会に参加するには、ロボットの車検(サイズや色など)に合格する必要があります。せっかくなので、みんなのロボットを見てください。山登りする西堀さんのシールは、車検を通った証です。

電池にペタリ。車体に対してシールがちょっと大きすぎたかもしれません。

バラバラになった西堀さん。(みんながシールを貼りやすいようにという善意の心から、裏側の紙に軽く切れ目を入れようとしたら、やりすぎてしまった)このロボット、一見すると電池が入ってないんですが、車体の裏側にバッテリーがくっついているんです。
試合をする以上、当然勝ち負けがあるんですが、ビギナーズ部門は点数が拮抗してて良いなと思いました。残念ながら負けてしまったチームも、試合を重ねるごとに点数が増えていっていて、試行錯誤の跡が見え隠れしていました。

こちらは経験者向けの試合の様子。使うサッカーコートまで違うんです。ちなみにこの新しいサッカーコート、少し前から探検の殿堂の1階・記念室前の広場?に鎮座していました。みんな、来館者さんに見守られながら、これまでコツコツ練習してきました

経験者向けのサッカーでは、赤外線を放つボールではなく、オレンジ色をした普通のボールを使います。じゃあロボットは、どうやって普通のボールを認識しているのか?と聞いたら、参加者の少年は、ゆるく凸になった鏡面をロボットに取り付けて、その鏡面の反射?によってボールの位置を把握している、とのことでした。色々なやり方があるんでしょうね。
いろんなロボットがあったので、こちらもご覧ください。

この日は、ライントレースの部に参加している子供たちが、サッカーの見学にも来てくれました。

調整中のロボット。写っているのが試合に使うボールです。多分ですが、西堀さんが張り付けてある鏡面的な物体によって、周囲の様子を見ているんじゃないでしょうか?下にカメラがあるっぽいです。そしてパソコンの画面を見てみたら、ココロボビギナーズのみんなが使っている”C-Style"とは違うものを使っているのが分かります。

白いロボットたち。西堀さんが良いアクセントになっています。
サッカーでは、ゴールが黄色と青色をしているので、ロボットの着色だけでなく、人間もその2色の服の着用を禁じられているそうです。

裏側を見せてくれました。タイヤにつながった部品に2015年~月など、日付が書いてあるのは、部品がヘタってきたときの交換の目安になるからだと教えてくれました。大会とは関係ない話ですが、このロボットを作った少年は、面識のない私にも、めちゃくちゃはっきり・元気に質問に答えてくれたので、とても印象に残っています。質問慣れしているんでしょうか?見習いたいと思います。

試合中の一コマ。ロボットに風を当てて冷ましています。
本当にいろいろなロボットがありました。
市販品だけでなく、自分でモデリングした3Dデータをもとに、プリンターで部品を出力して使っている参加者もいました。プログラミングと工作の二つが必要とされる、まさに世界に一つしかないロボットたちでした。
上位入賞者のみなさん、京滋奈ブロックでもがんばってね
