ZEVEXがやってきた!
「ゼロ・エミッション」とは、排気ガスなど環境を汚染する物質を排出しない動力・仕組み・エネルギーのこと。そんなゼロ・エミッションで走るオフロード4WD電気自動車で、なんと南極点走破を目指す「ZEVEX」(ゼベックス)が、走行テストをするために、現在、東近江の「すこやかの森」にやってきています!!
ZEVEXさんの公式サイトはこちら
私もお邪魔させていただいたので、その様子をお伝えします。
長年、南極点走破を目指して活動を続けてきたZEVEXさん。
(平成23年10月に発行された東近江博見伝によると)道なき道を走る技術を確立するために、4WD車を使ってジャングルなどを走破する競技の途中、車から出る油によって川が汚されていることに気づいたことが、ゼロエミッションを目指すきっかけになったそうです。
実際にこれまで、北海道や間宮海峡、ロシアなどでアタックを続けてきました。
特に間宮海峡は、気温や太陽の入射角といった環境が、夏期の南極に似ているそうです。
(チャレンジは南極の太陽が沈まない時期に行われるので、本来ならライトはいらないのですが、本日からの走行テストのためにライトを取り付けたそうです。)
バッテリーが入っている箱の中身を見せていただきました。
最初ARC-2を見た時、車体の屋根部分にある太陽パネルがバッテリーを充電するのだと思いましたが、実は、屋根のパネルはヒーターを動かすためのもの。
ご覧の通り、この箱は二重底になっており、バッテリーの下にはヒーターがあります。
使用するバッテリーは化学電池なので、あまりの低温環境だと使えなくなるからだそうです。
電池冷え過ぎ問題はドローンちゃんの記事でも出てましたね。
出発前に、バッテリーをフル充電した後は、以下のゼロエミッションエネルギーで南極点走破を目指します。
●太陽発電
●風力発電
●人力発電
太陽パネルと風車を使った発電は分かりますが、人力とはいったい……。
なんとARK-2は、自転車をこぐ力を使って発電する仕組みを搭載しているそう。
(ZEVEXさんのyoutube動画を見て、想像図を描きましたが、違っていたらすみません汗)
風力も太陽光もダメな時、これがあれば、ほんの少しでも前進が可能!
ちなみに、マイボスはこの自転車発電を体験したことがあるそうです。
そして、いよいよ…
…う、動いた!
全然、フツーの車のように走っている!!
これが、話に聞いていたゼロエミッション(排出物ゼロ)の車かと思うと感動

運転手以外は、基本徒歩で付いていくので、そこらへんも調整をされてました。
時速4キロメーターが予定の速度らしいですが、速度メーターが無いので、ついつい速度が出すぎてしまったりして運転も難しそうです。
走行テスト中も、道具が無くなったり、機械が動かなかったりと色々なアクシデントがある中、みなさん冷静に原因と解決法を考えてクリアされていました。
コード一つとっても、チームメンバーの手作り。すごい

お昼前に、小型発電機でバッテリーの充電。
充電中に初めてガソリンのにおいがしました。当たり前ですが、ゼロエミッション車は排気ガスが出ないので全然においがしません。私たちの生活で無くてはならない道具である車。今回の見学は、私自身が環境に与える負荷について考えるきっかけになりました。
2011年には、西堀榮三郎記念探検の殿堂で開催された、ゼロエミッションで南極走破を目指すZEVEXの探検活動と、その技術を紹介した企画展「4WD電気自動車で南極点に挑戦!」でもご協力いただいたZEVEXさん。
今回の走行テストが、吉報を呼ぶことを祈っています!!
明日、明後日と東近江のすこやかの森で走行テストをされていらっしゃいます。
もしご興味があれば、ぜひ見学されてはいかがでしょうか?
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