南極ゆうびん、届く

大変な毎日が続いていますが、ここ数日、探検の殿堂に嬉しいお知らせが入っています。
昨年、探検の殿堂で募集し…
11月に日本を出発し…
無事に南極に到着後…
昭和基地の郵便局でハンコを押され…
南極の夏を過ごしたのち…
この間、観測隊員たちを乗せて日本へ帰港した砕氷艦「しらせ」とともに
往復28000kmかけて帰ってきた
500通の「南極ゆうびん」!!
続々と宛名に届いているようです

ありがたいことに、「届きました~」という喜びのご報告もいくつかいただいております。
ハガキを受け取ったお子さんのなかには、世界地図で南極の場所を確認したり、親御さんに質問したりしている子もいるとか

なかなか外で遊んだりすることも難しいですが、あの時の「南極ゆうびん」が、みんなに笑顔を届けてくれたら探検の殿堂としても嬉しいかぎりです。
もしかして、あなたのもとにも届くかもよ?
ほかにも、「南極ゆうびん届いたよ~」「こんなふうに喜んでもらえた!」という声がありましたら、探検の殿堂までぜひお知らせください。
私たちにも喜びを分けてください。

出した人も、受け取った人も笑顔になるなんて、ハガキって素敵なものだな、と改めて思いました。
ありがとう!!
しらせ帰港
少しお伝えするのが遅くなりましたが、6日、砕氷艦「しらせ」が横浜港に帰港しました。新型コロナウイルスの影響で、当初の予定よりも少し早い帰港になったようですが、無事に戻ってこられて良かったです。
こちらのTBS NEWSさんでは、ニュース動画付きの記事がアップされています。
南極観測船「しらせ」もコロナで早期帰国
しらせが帰ってきたということは、一緒にアレも日本に戻ってきたということ。楽しみです
こちらのTBS NEWSさんでは、ニュース動画付きの記事がアップされています。
南極観測船「しらせ」もコロナで早期帰国
しらせが帰ってきたということは、一緒にアレも日本に戻ってきたということ。楽しみです

なつかしき南極体験ゾーンの防寒服

現在、愛知中学校で美術を教えている林(はやし)先生。林先生は、かつて湖東中学校に赴任されていたときから、生徒たちの授業の場として探検の殿堂を利用してくださっています。昨年の3月に開催した西堀番組上映会も、生徒さんたちと一緒にご参加くださいました。
なんだか急に冷え込んだ日曜日、林先生がご来館くださったのですが…
お気づきの方はいらっしゃるでしょうか?
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じつは、林先生が着ているのは、10年前に終了した探検の殿堂の南極体験ゾーンで使われていた防寒ジャケットなのです。

胸元にEXPLORER MUSEUMのロゴがしっかりあります。
探検の殿堂では、2010年10月まで南極体験ゾーンがありました。南極の厳寒体験や極地探検の困難さを知ってもらうのが目的だったのですが、その時に来館者に着てもらっていた防寒服が、林先生が着てきてくれたもの。これ、フツーの防寒服ではなくて、当時、実際に南極観測隊員に支給されていたものと同じ製品なので、品質は折り紙付きというワケ。
南極体験終了後、探検の殿堂に残された防寒服は、2011年の冬に開催された星空観察会のイベント参加者さんたちに一般販売(3000円/一着)されたそうです。当時のことを聞いてみたら、この防寒服を求めてたくさんの方がいらっしゃったようで、応募者多数のため抽選になったそう。激戦の中、林先生は、抽選の一番最後にこの防寒服をゲットできたそうです。すごい幸運!

防寒服を脱いでタグも撮影させてもらいました。
タグもしっかり南極仕様。
防寒服のサイズは、大人用LL、L、Sと子ども用があったみたいです。中に衣服を着こんでからの着用が想定されていたようで、Sサイズでも余裕をもって着られると林先生が言ってました。ポケットも多くてかなり使いやすいようです。
この防寒服は、ダウンウェア専門メーカーとして創業されたザンターさんによるもの。なんでも、国内初の登山用ダウン防寒着やダウンシュラフ(寝袋)の開発を皮切りに発足されたそうで、その経験と実績から、現在にいたるまで南極観測隊に防寒服を納品されているメーカーさんです。
一般的なダウンジャケットと違い、表面のナイロンがかなり強度があります。南極でのハードな作業中、雪上車や機材に引っかかったりして破けたら大惨事ですから。
ちなみに、万が一、南極で居場所が分からなくなった場合でも見つけやすくするために赤とオレンジという目立つ色が採用されました。その後、安全管理や行動ルールが確立されていってからは、紺色などの防寒服も納品されるように。
南極体験の総体験者数は、約42万1000人!!
南極体験ゾーンで使用されていた防寒服は、たくさんの方が着用し、また開館から年月も経ていたので、中にはかなり痛んだり、壊れたりしているものもあったそうです。林先生が抽選の最後にゲットしたこの防寒服も、チャックが破損していたのですが、ザンターさんに問い合わせたら修理してくれて、きちんと着られるようになったそうです。
********
探検の殿堂にも、2着程度防寒服が残されています。
残りの防寒服は一般販売したとは聞いていましたが、こうして実際にゲットして、現在に至るまで着用してくださっているのを見るのは初めてでした。
やっぱりモノがいいから、ずっと着られるのね~と感心していたら…
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防寒服の中には、

探検の殿堂オリジナルグッズのトレーナーが!!
ええぇぇ~~~、林先生すごい…
探検の殿堂の大ファンがここに!!
開館時から販売されていたグッズで、現在はお取りあつかいしていない激レア商品。
かわいい~~
かわいい~~~
ペンギンが良い味だしてる

背中側にはロゴがプリントされています。
市町村合併前から販売されてたので、KOTO SHIGA JAPANの文字が確認できます。
探検の殿堂に長い歴史あり。
*********
林先生、防寒服だけでなく、撮影とブログ掲載も快諾してくださりありがとうございました。
私もすごく勉強になりました。
また、お越しください。
【再放送】偉人たちの健康診断「南極タロジロ物語」
明日の朝8時から、BSプレミアムで『偉人たちの健康診断「南極タロジロ物語」』が再放送されます。一度目の放送を見逃した方、この機会にぜひチェックしてみてください。
番組では、初代越冬隊にオーロラ観測・犬係として参加した北村泰一(きたむらたいいち)先生のインタビューや、日本に帰ってきたタロが北海道大学の庭?で元気に走っている動画など、とても貴重な資料もごらんいただけます。
【番組名】 偉人たちの健康診断「南極タロジロ物語」
【チャンネル】 BSプレミアム
【放送時間】 午前8時00分~ 午前9時00分
【番組内容】(公式サイトからの引用)
昭和34年、南極に置き去りにされた樺太犬タロとジロの生存が確認され、日本中が驚きと感動に包まれた。15頭いた犬たちの中でなぜタロとジロだけが生き残れたのか?そこには「若さ」と「寒さ」の意外な関係、そして知られざる「第3の犬」の存在があった。さらに犬たちの優れた危険回避能力や、人と心を通じ合える秘密など、最新科学で犬たちの心と体の不思議に迫る。
番組では、初代越冬隊にオーロラ観測・犬係として参加した北村泰一(きたむらたいいち)先生のインタビューや、日本に帰ってきたタロが北海道大学の庭?で元気に走っている動画など、とても貴重な資料もごらんいただけます。
【番組名】 偉人たちの健康診断「南極タロジロ物語」
【チャンネル】 BSプレミアム
【放送時間】 午前8時00分~ 午前9時00分
【番組内容】(公式サイトからの引用)
昭和34年、南極に置き去りにされた樺太犬タロとジロの生存が確認され、日本中が驚きと感動に包まれた。15頭いた犬たちの中でなぜタロとジロだけが生き残れたのか?そこには「若さ」と「寒さ」の意外な関係、そして知られざる「第3の犬」の存在があった。さらに犬たちの優れた危険回避能力や、人と心を通じ合える秘密など、最新科学で犬たちの心と体の不思議に迫る。
本日20時から放送『偉人たちの健康診断』

本日、夜の8時から、番組『偉人たちの健康診断 南極タロジロ物語』が放送されます。くわしい内容は以前のブログをご覧ください。
【番組名】 偉人たちの健康診断「南極タロジロ物語」
【チャンネル】 BSプレミアム
【放送時間】 午後8時00分~ 午後9時00分
みなさん、ぜひチェックしてみてください。
私も見るのが楽しみです。
****************

探検の殿堂の桜の開花状況。
つぼみは、現在こんな感じ。
いつぐらいに咲くんだろう?

最近咲き始めた紫色の花。
名前は「ムスカリ」というそうです。
なんでも、イラクで発掘されたネアンデルタール人の遺跡で、ムスカリが死者に手向けられていた形跡が分かっており、史上最古の埋葬花とも呼ばれているとか。
へぇ~
南極の赤雪
今年の冬は、滋賀県は東近江市にある探検の殿堂でも、ほとんど積雪が見られませんでした。暖冬なのか、地球温暖化なのか…、南極で史上初となる20度越えを観測したというニュースに驚かれ方も多いのではないでしょうか?
▼朝日新聞さんの記事
南極で史上初の気温20度超 研究者「信じがたく異常」
さらに、2月下旬には下のようなニュースも。
いつもの南極を知っていると、どうしても異様な感じがします。
これはウクライナのアカデーミク・ヴェルナツキー南極基地で撮影された写真。
ウクライナのヴェルナツキー観測基地は、南極に西に位置します。

↑南極の建築技術を支えてきたミサワホームさんが公開されている南極地図を参考にして作りました
今回、観測史上最高気温を記録したのは、ヴェルナツギー基地が位置する南極西部の地域だそうです。南極大陸は広大で、場所によって気温の差が大きいので、南極大陸全体が20度越えを記録したわけではありません。日本の基地群とはめちゃくちゃ離れていて、昭和基地とは、だいたい日本二つ分強くらいは距離があるでしょうか。
真っ赤に染まったヴェルナツギー基地ですが、スプラッターな出来事が起きたわけではありません。
「赤雪(あかゆき)」という、赤い色素を持った藻類(植物)が大繁殖することで、写真のように雪の表面が赤く染まっているように見える現象なのです。
藻類自体はそれほど珍しいものではないそうで、南極や北極でも存在が確認されていました。(ちなみに、2005年には滋賀県の伊吹山でも発見されています。発見者は滋賀県の八日市地区の女子中学生だそうで、国内で2例目の事例だったとか)
クラミドモナス・二バリスと呼ばれるこの藻類は、赤い色素を持ち、強い紫外線から身を守りながら、氷河のような低温環境に潜みます。そして気温が高くなって氷が水に溶けたところで繁殖し、白い雪原や氷河を赤く染めるそうです。2015年にも南極で、数百平方メートルにわたって赤雪が観測されています。
英語では、ほのかにスイカのかほりがするということで、「スイカ雪」watermelon snow とも呼ばれるみたいです。へぇ〜
赤雪の困ったところは、ただ雪や氷を赤くそめるだけでなく、大繁殖することで雪原や氷河が太陽光を吸収しやすくなって、氷河や氷床が溶けやすくなる一因になるやもしれない…というところ。
私たちが、のんきにスタッドレスタイヤの消耗を心配していた2月に、南極、いや世界では大変なことが起きているみたいです。
▼朝日新聞さんの記事
南極で史上初の気温20度超 研究者「信じがたく異常」
さらに、2月下旬には下のようなニュースも。
ニューヨークポストさんのツイッターですが、南極の雪原が赤く染まっています!Weird 'watermelon snow' pics show Antarctic turning red https://t.co/ZE06Exz4Sk pic.twitter.com/wHp82FTnVt
— New York Post (@nypost) February 27, 2020
いつもの南極を知っていると、どうしても異様な感じがします。
これはウクライナのアカデーミク・ヴェルナツキー南極基地で撮影された写真。
ウクライナのヴェルナツキー観測基地は、南極に西に位置します。

↑南極の建築技術を支えてきたミサワホームさんが公開されている南極地図を参考にして作りました
今回、観測史上最高気温を記録したのは、ヴェルナツギー基地が位置する南極西部の地域だそうです。南極大陸は広大で、場所によって気温の差が大きいので、南極大陸全体が20度越えを記録したわけではありません。日本の基地群とはめちゃくちゃ離れていて、昭和基地とは、だいたい日本二つ分強くらいは距離があるでしょうか。
真っ赤に染まったヴェルナツギー基地ですが、スプラッターな出来事が起きたわけではありません。
「赤雪(あかゆき)」という、赤い色素を持った藻類(植物)が大繁殖することで、写真のように雪の表面が赤く染まっているように見える現象なのです。
藻類自体はそれほど珍しいものではないそうで、南極や北極でも存在が確認されていました。(ちなみに、2005年には滋賀県の伊吹山でも発見されています。発見者は滋賀県の八日市地区の女子中学生だそうで、国内で2例目の事例だったとか)
クラミドモナス・二バリスと呼ばれるこの藻類は、赤い色素を持ち、強い紫外線から身を守りながら、氷河のような低温環境に潜みます。そして気温が高くなって氷が水に溶けたところで繁殖し、白い雪原や氷河を赤く染めるそうです。2015年にも南極で、数百平方メートルにわたって赤雪が観測されています。
英語では、ほのかにスイカのかほりがするということで、「スイカ雪」watermelon snow とも呼ばれるみたいです。へぇ〜
赤雪の困ったところは、ただ雪や氷を赤くそめるだけでなく、大繁殖することで雪原や氷河が太陽光を吸収しやすくなって、氷河や氷床が溶けやすくなる一因になるやもしれない…というところ。
私たちが、のんきにスタッドレスタイヤの消耗を心配していた2月に、南極、いや世界では大変なことが起きているみたいです。
最近の昭和基地 ~見晴らしカメラ2に動きアリ~
恒例の昭和基地ライブカメラの映像をお届けします。
最近は、展示の準備に追われていたので、すっかりご無沙汰ですが、ライブカメラに動きがありました。

映像が映るようになってから、ずっと同じ景色を映し続けてきた「見晴らし2」カメラですが
2月の中旬ごろから、違う角度の映像を届けてくれるようになりました。

広がる氷原。
雪上車の跡でしょうか?

さらに首を振って…
以前も見かけたオレンジ色の建物が見えます。

今度は昭和基地の管理棟やアンテナドームが見えます。

これは「見晴らしカメラ1」からの映像。似てるけど、見晴らしカメラ1と2は、微妙に違う角度にカメラが設置されているんですね。それにしても、たった数分の違いですが、ずいぶんと日のあたり加減が異なります。
突如として動きを見せ始めた見晴らしカメラ2。
実は、これまで管理棟の裏側の映像を映し続けた「天測点カメラ」も、違う景色を映し出すことが増えました。

これが天測点カメラ1の映像なのですが…
これは…
岩
です。
画面のどこにも、少しの雪すらないのが新鮮です。
*********
第61次越冬隊のどなたかが、カメラの調整をされているんでしょうか?
ありがとうございます。
また、色々な昭和基地の映像をお届けしようと思います。
最近は、展示の準備に追われていたので、すっかりご無沙汰ですが、ライブカメラに動きがありました。

映像が映るようになってから、ずっと同じ景色を映し続けてきた「見晴らし2」カメラですが
2月の中旬ごろから、違う角度の映像を届けてくれるようになりました。

広がる氷原。
雪上車の跡でしょうか?

さらに首を振って…
以前も見かけたオレンジ色の建物が見えます。

今度は昭和基地の管理棟やアンテナドームが見えます。

これは「見晴らしカメラ1」からの映像。似てるけど、見晴らしカメラ1と2は、微妙に違う角度にカメラが設置されているんですね。それにしても、たった数分の違いですが、ずいぶんと日のあたり加減が異なります。
突如として動きを見せ始めた見晴らしカメラ2。
実は、これまで管理棟の裏側の映像を映し続けた「天測点カメラ」も、違う景色を映し出すことが増えました。

これが天測点カメラ1の映像なのですが…
これは…
岩
です。
画面のどこにも、少しの雪すらないのが新鮮です。
*********
第61次越冬隊のどなたかが、カメラの調整をされているんでしょうか?
ありがとうございます。
また、色々な昭和基地の映像をお届けしようと思います。
今日の昭和基地
もう2月になってしまったなんて。1月はどこへ行ったのか。
ここ最近、毎日違う景色を見せてくれる南極のライブカメラ。今日も初めて見る景色を届けてくれたので、さっそくご紹介します。
巨大なレドーム(球体に覆われたアンテナ)が、はっきり見えます。多分、この画像は

赤い丸で囲んだ、画面の右側にあるレドーム部分を拡大したものではないかと思います。レドーム周辺はこんなふうになってるんですね~。よく見ると、ほとんどの建物が高床式になっています。

次は、建物と雪上車が映し出されました。これは、黄色い丸で囲んだ部分をズームした画像でしょう。いろいろな種類の雪上車が並んでいます。
全体が映し出された映像では、施設同士の位置関係は分かりやすい反面、それぞれの施設が小さくなってしまいます。こうやって拡大した画像が見られると、細部を確認できるので楽しいですね。

また別の画像が映し出された!と思ったら、これは霧が出て向こう側が見えなくなっただけのようです。下にある地面の形が完全に一致しています。あっという間に、霧に包まれますね。

またまた別の景色。左側にレドームが見えます。
~追記~

ふとカメラを見てみたら、、また違う景色に出会えました。
この景色は以前見たことがありますが、前に見たときはあいにく曇り模様でした。今日は晴れているな~と眺めていると…

む?

なんだか、白いクツをはいているような小ぶりで可愛らしい建物(?)が。
前みたときも写っていたようですが、白色なので見過ごしていました。
これはいったい…?
~追記おわり~
いったい「見晴らし1カメラ」はどこに、どういう状態で設置されているんでしょうか?首振り機能を備えていて、カメラのズームなども遠隔で操作しているのかなと思うのですが、どこを撮影するかはその日の昭和基地の隊員が決めているんでしょうか?
謎です。

こちらは「見晴らし2カメラ」です。
見晴らし1とは違い、こちらは全く動きません。
ど真ん中に位置どる紐がなんなのかすごく気になります。
ここ最近、毎日違う景色を見せてくれる南極のライブカメラ。今日も初めて見る景色を届けてくれたので、さっそくご紹介します。


赤い丸で囲んだ、画面の右側にあるレドーム部分を拡大したものではないかと思います。レドーム周辺はこんなふうになってるんですね~。よく見ると、ほとんどの建物が高床式になっています。

次は、建物と雪上車が映し出されました。これは、黄色い丸で囲んだ部分をズームした画像でしょう。いろいろな種類の雪上車が並んでいます。
全体が映し出された映像では、施設同士の位置関係は分かりやすい反面、それぞれの施設が小さくなってしまいます。こうやって拡大した画像が見られると、細部を確認できるので楽しいですね。

また別の画像が映し出された!と思ったら、これは霧が出て向こう側が見えなくなっただけのようです。下にある地面の形が完全に一致しています。あっという間に、霧に包まれますね。

またまた別の景色。左側にレドームが見えます。
~追記~

ふとカメラを見てみたら、、また違う景色に出会えました。
この景色は以前見たことがありますが、前に見たときはあいにく曇り模様でした。今日は晴れているな~と眺めていると…

む?

なんだか、白いクツをはいているような小ぶりで可愛らしい建物(?)が。
前みたときも写っていたようですが、白色なので見過ごしていました。
これはいったい…?

~追記おわり~
いったい「見晴らし1カメラ」はどこに、どういう状態で設置されているんでしょうか?首振り機能を備えていて、カメラのズームなども遠隔で操作しているのかなと思うのですが、どこを撮影するかはその日の昭和基地の隊員が決めているんでしょうか?
謎です。

こちらは「見晴らし2カメラ」です。
見晴らし1とは違い、こちらは全く動きません。
ど真ん中に位置どる紐がなんなのかすごく気になります。
しらせ ~また会う日まで~

ここ最近、ずっとカメラに収まっていた「しらせ」ですが、25日ごろから少しずつカメラから離れていったり、また現れたりといった動きをみせました。
そして、今日ライブカメラから送られてくる映像を確認していたら、
「しらせ」がいない!!
どこのカメラにも映ってません。
61次隊のブログによると、昨日の29日に「しらせ」は復路航海を開始したそうで、お見送りの様子も記事になっています。
60次越冬隊員、61次夏隊員のみなさんもお疲れさまでした。
そして61次越冬隊員のみなさん、頑張ってください。
29日の61次隊のブログに、「昭和基地ファッションの話」という記事が掲載されています。日本の女性雑誌でよく見かける着回し特集形式に、南極でのファッション事情をまとめてくれているんです。もしかして、着回し特集あるあるで、同僚や上司とのLOVE要素が入ってくるのかしらん!?と楽しみにしていたんですが、執筆者の樋口実佳さんは61次隊夏隊庶務とのこと。つまり、すでに「しらせ」に乗って南極から出発してしまったので、続きは見れないようです。残念!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
それはともかく見晴らし04の問題です。
しかも、見晴らし4のカメラの画像が映し出されるたびに、景色が変わってる?

これが私が最初に確認した映像。写っているのはレドーム(球体に覆われたアンテナ)でしょうか?多分、昭和基地全体を遠くからとらえているカメラ。
一定間隔で5つあるカメラ画像がスライドショーのように変化するのですが、もう一度、見晴らし4の順番が回ってきたら…

また、変わった!?
ここはどこ?

そして再度表示されたときは、また別の場所が映し出されていました。
謎です。
まさか、人が持って移動させているわけはないでしょうし、もしかすると見晴らし4のカメラは、クルクル回っていているのかも。
きのうのしらせ ~ヘリコプターとともに~

これは昨日のライブカメラに映っていた「しらせ」。アングルは数日前と変わりませんが、画像をよぉ~~く見てみると、ヘリコプターとオレンジ色の服を着た人影が確認できます!
海上自衛隊のサイトの「しらせ」紹介ページによると、「しらせ」の航空設備には、大型ヘリコプター(CH-101)が2機搭載されているそうです。ということは、画像に映っているヘリは、CH-101。かなり大きなヘリコプターに見えます。
この「海上自衛隊のホームページ」で、 回転翼機CH-101の簡単なスペックが公開されているので見てみました。
速 力 (最大)150kt
→150ktがどれだけの速さなのか私には分かりませんが、とにかく速そう。
機体
18.6x22.8x6.6(m)(幅×長×高)
→やっぱり羽の分だけ、長さだけでなく横幅もありますね。
最大重量
14,600kg
→軽トラ一台の重さは、約700kg
発動機
ロールスロイスRTM322-02/08
2,150馬力×3基
→なんだかすごそうです。
乗 員
4名
→こんなに大きいのに、乗れるのはたった4人!?
と一瞬ビックリしましたが、「乗員」であって「定員」ではないのでしょう。
積載量については記述がないので想像になりますが、2020年1月2日づけの「昭和基地に初荷がきました」の記事で、91のナンバーが書かれたCH-101から初荷を降ろしている写真が公開されています。これを見る限り、見た目通り、けっこうな量を積めそうです。
ちなみに、西堀さんたちが南極に行った時に乗った砕氷船「宗谷(そうや)」にも、ヘリコプターが搭載されていました。透明な球体に、ヘリのしっぽ部分と羽、そして水上にも着陸できるフロートと呼ばれる装備がついている見た目(じゃっかんトンボっぽい)をしていました。名前はどうやら「ベル47G」というみたいです。
かわいくてお気に入りのデザインなのですが、誇張でなく、定員は最大2~3名!!のヘリコプターだったようです。スペース的に言うと、現代にある二人乗りのコンパクトカーが空を飛んでる感じです

これは今日の「しらせ」。時間に注目。
真夜中でこれです。