これはなんの植物?

見るからに元気の無くなった植物。
何の植物か分かりますか?

現在、探検の殿堂で栽培している植物です。単に育てているわけではなく、これから開催するイベントで使用する予定です。そのためにボスが苗を購入してきて栽培しているのですが、苗を買ってきたまま何本か放置していたら、こんなにくたびれてしまいました。
人間でも、こんなお辞儀はなかなかしないだろうという角度で曲がっています。
急いで鉢やプランターに移されましたが、生き返るのか諦め半分……。
翌日

なんとうことでしょうか。
あんなにしなびていた植物が元気を取り戻している!!
昨日、雨がふったことも影響しているのかしらん。土と水でこんなに回復できるなんて、植物が羨ましい。

元気になった姿を見たら、なんの植物か分かりますか?
ヒントは「スーパーにも売っていて、お刺身のパックに一緒に入っていることが多い植物」です。
答えは
「青じそ」でした
ボス曰く「青じそジュースとかになる予定」だそうです。出来れば赤紫蘇(あかしそ)が欲しかったけど、残念ながらお店に売ってなかったとか。
しそジュースって赤色をしてるイメージなんですが、調べてみたら青じそジュースもあるようです。しかも、煮出した後に砂糖とクエン酸と酢を入れると化学反応によって赤色になるというレシピも発見しました。
青しそジュース♡赤しそに負けない琥珀色♡
https://cookpad.com/recipe/3305817
苗の数は合計で12本あります。
どれだけの青じそジュースが作れるのか楽しみにしておいてください。
今西錦司生誕120周年記念△展(さんかくてん)


企画展内容
今西 錦司(いまにし きんじ)(明治35年1月6日~平成4年6月15日)は、令和4年に生誕120年を迎えました。
今西は探検家・登山家・生物学者など多様な分野で活躍しましたが、カリスマ的なリーダーシップのエピソードも数多く残しています。今西と西堀榮三郎は中学生時代からの親友でしたが、初代南極越冬隊の隊長を務めた西堀自身も、生涯、今西をリーダーとして尊敬しました。
今回の記念展では3つの△(さんかく)をテーマにし、登山やスキーをはじめ、今西や西堀榮三郎のリーダーシップやチームワークについて三部構成で紹介します。
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▲ 第一部「カリスマリーダー 今西錦司」
・開催中~8月14日(日)まで
第一部では、今西錦司の肖像画(作:下川辰彦)の鑑賞を通して、今西錦司はどんな探検をしたのか、どんな性格で、どんなリーダーだったのかを探ってみましょう。
今西を紹介するエピソード漫画や、関係者による証言集などのほか、今西錦司が残した鈴鹿略図(複写)や、西堀榮三郎への手紙(実物)などもご覧いただけます。
▲ 第二部「『三角』点を踏む」
・8月17日(水)開始予定
今西錦司は登山家としても活躍しました。わらじ履きに金剛杖の時代から、ピッケルやアイゼンなどの西洋の道具を使って難度の高い山へ挑戦する近代アルピニズムの過渡期を生きた人間です。今西や西堀らは中学生時代から登山を始め、京都の北山や滋賀県の鈴鹿山脈で山登りの実力をつけながら、ヒマラヤ登山や海外への探検を計画しました。
企画展では、研究者の協力をもと、登山やスキーの歴史、身近でありながら知る機会の少ない鈴鹿山脈の自然についても紹介します。
▲ 第三部「みんなで『参画』する」
・12月開始予定
西堀は、長年カリスマ的なリーダーである今西の下で補佐役として活躍しました。
そんな西堀は、モノづくりや技術の現場で、どんなリーダーになり、どんなチームワークを築いたのかも紹介します。 二人のタイプの異なるリーダーを紹介することで、価値観やライフスタイルが多様化した現代において、これから必要となる力は何なのかを探ります。
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【会 期】令和5年3月31日(金)まで
【場 所】東近江市西堀榮三郎記念探検の殿堂 1階記念室
【休 館 日】月・火曜日、国民の祝日、7/20(水)、9/21(水)、10/12(水)、年末年始、1/11(水)、3/22(水)
【開館時間】午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
【入 館 料】大人300円(250円)、小中学生150円(100円)
※( )内は20名以上の団体料金
※東近江市民、障害者およびその引率者は入館無料
激情と冷静は紙一重!今西錦司02






今西錦司が殴った!
土下座した!!?

今西さんらは戦後にいち早く、海外登山の先陣を切った。その時に目標に定めたのがマナスルやったんや。
とは言っても、当時分かっていたのは、マナスルが8000m級の山ということだけ。どんな山なのか、どこにあるのかも分からへん全く未知の山やった。

どこにあるかも分からない山を目標にするなんて!

西堀さんは戦後初めてネパールに入国した日本人でもあるんや。


「どのルートで登るのか」「マナスルはどういう山なのか」という情報収集が必要や。そのために、1952(昭和27)年に、今西はマナスル踏査隊長としてネパールに行ったんや。


でもこの踏査の途中で隊の中にトラブルが発生した。
マナスル周辺も調査したい今西と、踏査ルートが分かったら一刻も早く日本に帰国して情報を知らせたいスポンサー会社の人の間で、意見の相違が起きたんや。
そして、どちらも譲歩することなく




リーダーは冷静沈着で、感情的にならないってイメージやったから。



けど、マナスル登山の許可を貰った!という西堀さんからの連絡を受け取った今西は、マナスルの登山計画を「生物誌研究会」から「日本山岳会」へと主導権を譲ったんや。


マナスルの初登頂を狙うには山登りPOWERが足りないと判断したのか、はたまた西堀からの連絡で「一組織よりも日本を代表する団体のほうが良い」とか言われたのか……。

「生物誌研究会」の人たちからしてみれば、当然面白くないよね。自分たちが挑戦できると思ってたのに。


土下座もビックリやけど、そんなお世話になってる先生を裏切るような真似をできるのが驚きだよ!




けど、今西さんはすぐに謝ったり、何事もなかったかのように連絡してきたりして、喧嘩してた相手も毒気を抜かれてしまう、ってことが多かったみたいや。

実際に今西と付き合ってみな、見えてこーへん部分やわ。


冷蔵庫の中にモンブランがある!
確かクワさんがさっき入れてた奴やな…。


……
見れば見るほど美味しそうなモンブランや。目が離せへん。
(土下座したら許してくれるやろか…)

お前が何を考えてるかは分かるで。
世の中そんなに甘ないんや。
そのモンブランと違ってな…
ヘビに睨まれたカエル!?大親分・今西錦司





初代南極越冬隊長も務めた西堀榮三郎さんが尊敬していた今西錦司って聞いてたけど…。尊敬っていうか…、なんていうか西堀さんは今西さんの子分みたい

西堀榮三郎は、今西錦司の建てた計画や依頼を達成するために自分の力を発揮することが多かったんや。言わば、サポーター、番頭(※商家の使用人のうち、店の万事をとりしきる者。)さんや。その信奉ぶりは、西堀の奥さんである美保子さん(今西錦司の妹)に「あなたって、私と兄さん、どちらが好きなんよ?」と言われるくらいやったそうや。

でも、いくら西堀さんが今西さんのことを大好きだからって、なかなか大変なお願いをされてるよね。南極に行けとか、ヤルン・カンの総隊長になれとか…。

西堀自身も「今西に何かを頼まれると、ヘビに睨まれたカエルのような気持ちになってしまう」って書いてるんや。

人間って複雑だなぁ。ボクにはちょっと分からないや!


若いころとは身体的にも環境的にも全然違うやろうしな~。気軽に引き受けられへんのも分かるで。


とはいえ、今西さんの難易度の高いお願いを達成できる力をもっている西堀さんも十分に凄いよね!!



いくら優秀でもリーダーだけでは何にもできひんからな。


そんなおじいちゃまがヒマラヤの山になんて登れるの?死んでしまわへんか!?

そんで西堀さんは、ヤルン・カンのベースキャンプ(5000m級)までは自力で登ったんや。そこからアマチュア無線を駆使して、登山隊に正確な天気予報の情報を伝えたりしてるで。



もう、まったく仕方あらへんなぁ!(ウッキウキ)
なんや、言うてみて♪(ルンルンスキップ)

(見事な子分やな)
18:30~からのNHK「おうみ発630」で放送されます!

現在、探検の殿堂で開催中の『ヘムスロイド村開村30周年記念展 ヘムスロイドのある暮らし』が、本日18:30から放送されるNHKの番組『おうみ発630』で取り上げられます!
たまたま館にお越しだったヘムスロイド村の作家・竹口要(たけぐちかなめ)さんにもインタビューを受けていただきました。どんなふうに放送されるのか楽しみです。
今日のお昼過ぎに取材に来てくださって、夕方には放送されるなんて、テレビ業界のスピードには驚きです。お夕飯のお供にでも、ぜひチェックしてみてください。
私も職場のテレビの前でスタンバイしていたのですが、今日は放送されませんでした…。プロデューサーの方に確認したら、どうやら放送は明日以降に持ち越されたようです。
放送日が決まりましたら改めてお知らせします。
探検の殿堂オリジナルクリアファイルが出来ました。

探検の殿堂の殿堂のオリジナルクリアファイルが出来ました!
ヤルン・カンで測量している西堀さんの写真を全面に押し出したグッズです。お値段は一つ400円。グッズは通信販売でもご購入いただけますので、気になる方はぜひお問合せください

三匹の子ザル リーダーシップをまなぶ

あるところに、三匹の子ザルがおりました。
三匹はまだまだ子供ですが、この多様化した社会と価値観の世界で、たくましく生き抜いていくために、いろいろなことを学び、身につけなければなりません。
そこで三匹は、リーダーシップについて学ぶことにしました。



あれお前がリーダーを頼むわ。

いつもキンさんがリーダーをしてくれるやんか。


リーダーなんて何をどうしたらいいのか分からへんもん。
多分、ボクはリーダーには向いてへんと思うのや。

お前、そんなんやったら子ザル界の今西錦司(いまにしきんじ)への道は遠いぞ。

だれやそれ?




これだけでリーダーぶりが伝わってくるで。

中学生のころから山登りに熱中して、わらじに脚絆を履いて山に登っていた前近代的な時代から、アイゼンやピッケルといった西洋の道具を使って難しい山や岩登りに挑戦する近代アルピニズムへの過渡期に生きた人やった。

すごい人なんやな~~
今西はどんなリーダーやったんや?

日本による初代南極越冬隊長を務めた西堀榮三郎とは中学生以来の親友なんやけど、西堀自身、今西を生涯のリーダーとして尊敬してたんや。



エテさん、他人の真似をしたってあかんのや。今西がどんなリーダーやったのかを知ったうえで、自分なりのリーダー像を作っていかなあかん。



今までの前振りは全部、企画展の宣伝やったんか!?


せっかく今西錦司のリーダっぷりが知れると思ったのにぃ。





「ヘビに睨まれたカエル!?大親分・今西錦司」!!
なぜ地理学の研究者を目指したのか?
あなたはなぜ、今の職業を目指しましたか?
以前、探検の殿堂で開催した「好きを仕事に~小さいことの積み重ね~」でご協力くださった小倉拓郎さん(筑波大学の生命環境系で助教)による動画がYOUTUBEに公開されました。
小倉さんはドローンを使った地形調査を専門とされており、東近江市を流れる愛知川も研究されています。
動画では、小倉さんが研究者を目指したきっかけや、ドローンとの出会い、父親に進路を反対されつつも夢を追いかけ、現在にいたるまでの紆余曲折が語られています。嬉しいことに、「好きを仕事に」の展示で制作したイラストパネルを動画内で利用してくださっていますので、よければそちらもご覧ください。
こちらの動画は、日本地理学会・アウトリーチ研究グループ活動の一環で制作されたそうです。いまどきは進路学習も動画の時代なんだな~と驚きですが、コロナ禍もあり、大学の授業もZOOMや動画形式で配信されることも珍しくなくなりましたね。
世界も選択肢も広がりまくり
以前、探検の殿堂で開催した「好きを仕事に~小さいことの積み重ね~」でご協力くださった小倉拓郎さん(筑波大学の生命環境系で助教)による動画がYOUTUBEに公開されました。
小倉さんはドローンを使った地形調査を専門とされており、東近江市を流れる愛知川も研究されています。
動画では、小倉さんが研究者を目指したきっかけや、ドローンとの出会い、父親に進路を反対されつつも夢を追いかけ、現在にいたるまでの紆余曲折が語られています。嬉しいことに、「好きを仕事に」の展示で制作したイラストパネルを動画内で利用してくださっていますので、よければそちらもご覧ください。
こちらの動画は、日本地理学会・アウトリーチ研究グループ活動の一環で制作されたそうです。いまどきは進路学習も動画の時代なんだな~と驚きですが、コロナ禍もあり、大学の授業もZOOMや動画形式で配信されることも珍しくなくなりましたね。

世界も選択肢も広がりまくり