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Posted by 滋賀咲くブログ at

魅惑の雪形

雪山に浮かび上がる西堀さん


みなさんは雪形をご存知ですか。

雪解けの季節を迎えたら、山に降り積もった雪が解け、黒い岩肌が露出します。
黒い岩肌の露出と白い雪の残り具合によって、山肌に文字や人の顔などいろいろな模様が表れます。その模様を雪形といいます。

私は雪形を実際に見たことがありませんが、画像検索すると色々な雪形が見られます。
黒い部分か白い部分のどちらを注目するかで、模様が見つけられたり見つけられなかったりします。
ちょっとした錯視のようです。

面白いなと感じたのが、雪形は毎年同じ形で現れるということです。
それぞれの山の地形によって、岩肌の陰になって雪が残り続けたり、逆に早くに融け始めて黒い岩肌が現れたりする場所は決まっているんですね。
天気予報などが発達していなかった時代は、山の雪形が田植えや種まきの季節を知らせる目安にもなっていたそうです。
自然の偶然によって現れる雪形は、古くから人々の生活に密着し大切にされてきた貴重な文化とも言えるでしょう。

(ちなみに昨日アップした探検メダカのイラストにも、雪形があります。)

なぜいきなり雪形の話を始めたかというと、現在探検の殿堂で開催中の企画展
『愉しみながらやれ!-自主主義で創造性の発揮を-』
にもご協力いただいているDr.ナダレンジャーこと納口恭明博士(防災科学技術研究所)が雪形の研究をされているからなのです。
さらに!!
国際雪形研究会による雪形ウォッチングが本日、富士山で行われてます。

どんな雪形をみているのでしょうか?



7月21日(土)には、Dr.ナダレンジャーが探検の殿堂に登場します。
自然災害のメカニズムを解説する実験ショーをしてくださいます。
体験ひろばもあるよ。  


2018年05月27日 Posted by 実はシロクマ派 at 13:13日常