今日の昭和基地
11月の10日(土曜日)と11日(日曜日)に石川県で加賀ロボレーブ大会が開催されました。探検の殿堂からも、3チームが大会に参加しました。私は大会には同行しなかったのですが、写真を見たりお話をきいていると、みんな緊張しながらも競技を楽しんでいたようで何よりです
みんな頑張ったね~。
また直接、感想をお聞きしたいものです。
探検の殿堂のライブ映像を動画で撮影してみました。
こんな感じで1秒刻みで映し出されています。
ショベルカーなどの重機を使って絶賛雪かき中。どれだけ積もっているんでしょうか?人の背丈以上は絶対に積もっています。
ちなみにこの映像は、【天測点カメラ】で撮影されたものです。
他にも【衛星受信棟東カメラ】や【管理棟屋上カメラ】などがあり、別の視点から南極の昭和基地を撮影しています。別カメラからの映像は、国立極地研究所のサイト内にある「基地のライブ映像」でも見られるので、一度ごらんになってみては?

また直接、感想をお聞きしたいものです。
探検の殿堂のライブ映像を動画で撮影してみました。
こんな感じで1秒刻みで映し出されています。
ショベルカーなどの重機を使って絶賛雪かき中。どれだけ積もっているんでしょうか?人の背丈以上は絶対に積もっています。
ちなみにこの映像は、【天測点カメラ】で撮影されたものです。
他にも【衛星受信棟東カメラ】や【管理棟屋上カメラ】などがあり、別の視点から南極の昭和基地を撮影しています。別カメラからの映像は、国立極地研究所のサイト内にある「基地のライブ映像」でも見られるので、一度ごらんになってみては?
【夏】馬堤溜の変化【冬】
すっかり寒くなりました。
季節が夏から冬に変わるにつれ、探検の殿堂横にある馬堤溜(うまづつみだめ)も姿を変えていることに気づきました。
これが夏の馬堤溜。

水面を水草が埋め尽くしています。タロジロもまるで草原にいるよう。
これは冬の馬堤溜。

水草が影も形もありません。美しい水面。
私が探検の殿堂で働き始めた時は水草なんて一つも見当たらなかったので、季節が変わるにつれてどんどん増殖していく水草に驚きました。私より長くここで働いているハミガキさん曰く、「毎年そう!夏になると水草があがってきて、冬になると沈む!!」とか。
なので私は、きっと光合成とかそういう関係で夏になると太陽の光に反応して池の底から水草が浮き上がってくるんだと思ってたんです。
しかしその後それは間違いであることが分かりました…。正しくは
(誤り)夏になると水面に浮き上がってくる。
(正解)春になると水底に沈んだ種が発芽して成長。冬になると枯れる。
そして馬堤溜の湖面に繁殖しているのは、ヒシとよばれる水草だと(私の中で)判明。

秋口ごろの馬堤溜。手前にたくさんの枯れたヒシがあります。このころになると葉は枯れはてて、茎だけが残っています。

枯れたヒシは、そのまま水底に沈んで湖の養分になるのでしょう。種が冬を越すんですね。
ヒシのように、種から発芽して一年以内に生長し、花を咲かせたり実をつけた後は種を残して枯れてしまう植物を「一年草(いちねんそう)」というそうです。へぇ~~。
ちなみに
私は食べたことはありませんが、ヒシの種はデンプン質が豊富に含まれており、茹でたりすると美味しいらしいです。昔の子どもたちにとっては、ヒシの種は美味しいおやつ。危険をかえりみず、種を採ろうとギリギリまで身を乗り出してそのまま……ということもあったとかなかったとか
身近な自然も調べてみないと分からないものですね。
しばらくは馬堤溜の綺麗な水面をお楽しみください。
季節が夏から冬に変わるにつれ、探検の殿堂横にある馬堤溜(うまづつみだめ)も姿を変えていることに気づきました。
これが夏の馬堤溜。
水面を水草が埋め尽くしています。タロジロもまるで草原にいるよう。
これは冬の馬堤溜。
水草が影も形もありません。美しい水面。
私が探検の殿堂で働き始めた時は水草なんて一つも見当たらなかったので、季節が変わるにつれてどんどん増殖していく水草に驚きました。私より長くここで働いているハミガキさん曰く、「毎年そう!夏になると水草があがってきて、冬になると沈む!!」とか。
なので私は、きっと光合成とかそういう関係で夏になると太陽の光に反応して池の底から水草が浮き上がってくるんだと思ってたんです。
しかしその後それは間違いであることが分かりました…。正しくは
(誤り)夏になると水面に浮き上がってくる。
(正解)春になると水底に沈んだ種が発芽して成長。冬になると枯れる。
そして馬堤溜の湖面に繁殖しているのは、ヒシとよばれる水草だと(私の中で)判明。
秋口ごろの馬堤溜。手前にたくさんの枯れたヒシがあります。このころになると葉は枯れはてて、茎だけが残っています。
枯れたヒシは、そのまま水底に沈んで湖の養分になるのでしょう。種が冬を越すんですね。
ヒシのように、種から発芽して一年以内に生長し、花を咲かせたり実をつけた後は種を残して枯れてしまう植物を「一年草(いちねんそう)」というそうです。へぇ~~。
ちなみに
私は食べたことはありませんが、ヒシの種はデンプン質が豊富に含まれており、茹でたりすると美味しいらしいです。昔の子どもたちにとっては、ヒシの種は美味しいおやつ。危険をかえりみず、種を採ろうとギリギリまで身を乗り出してそのまま……ということもあったとかなかったとか

身近な自然も調べてみないと分からないものですね。
しばらくは馬堤溜の綺麗な水面をお楽しみください。
触って感じるコーナー
現在開催中の『追求の先に…美を拓くものたち展Part6』にお越しくださったお客様が素敵な記事をアップしてくださったので、ご案内します。
小原二三夫の部屋
西堀榮三郎記念探検の殿堂と「触って感じる」コーナー
小原さんは視覚障害(全盲)の方で、「触って感じるコーナー」のために大阪から探検の殿堂までお越しくださいました。
ご来館の際にご案内させていただいたのですが、こんなに素敵な記事を書いていただけて嬉しい気持ちでいっぱいです。

西堀さんが南極から持ち帰ってきた、デコボコ穴があいた蜂の巣岩
(11月10日訂正) 正しくは、国立極地研究所さまからご提供いただいた南極の蜂の巣岩です。さらに言うと、平成5年に越冬隊員として南極地域観測隊に参加された佐藤夏雄さんが、展示用として日本に持ち帰ってきた…という来歴がある南極の石です。
すみません汗、間違ってました。こういう場合は都度、訂正していきますので、よろしくお願いします。私も勉強になりました。
小原さんが記事にも書いてらっしゃるように、触って感じるコーナーだけでなく、西堀榮三郎さんが実際に使ったタイプライターやテーブルなどの調度品、南極の石などが展示してある西堀榮三郎記念室を凄く楽しんでいただけました。(記念室内の展示品で、ガラスケースに入っていないものは、直接触っていただくことができます)
こうして実際に触ったり使ったりできる状態で展示してある博物館や美術館はなかなか無いのではないかと思います。目が見えると、触れる状態で展示してあっても、実際に細部まで触ってみようとする方は少なかったりします。
小原さんをご案内していて一番びっくりしたのが、点筆と点字器です!
15センチくらいの薄いプラスチックの板が二枚重ねになっていて、表側のプラスチックには細かい長方形の穴が4列ほど規則正しく並んでいます。その板の間に紙を挟んで、持ち手の先端に針がついたもので穴をカチカチ刺している…
一体何をしているのかしらんとお聞きすると、なんと点字で書かれたメモだったのです。
詳しい様子は「点・てん・テンジ」様の打ってみようページをご覧ください。
↑点字器と点筆の使い方が写真付き説明されています。
点字は左から読むので、メモをするときは右から。
しかも!左から読んだときに正しい点字になるように、メモをするときは反転した点字を打つそうです。
これまで私は点字というものを「読むもの」だとばかり思いこんでいたので、「自分のメモとして書く」という当たり前のことに私は大変驚いてしまったのでした。私たち普段の生活でも、メモを書かないとなると凄く不便ですもんね。
それ以外にも、私自身も小原さんとお話しできて、視覚障害のある方にも、絵やイラスト、マンガを楽しんでもらうことができないかな~?という新しい視点を持つことが出来ました。これは新たな課題です。
小原さん、遠いところから探検の殿堂にお越しいただきありがとうございました。
小原二三夫の部屋
西堀榮三郎記念探検の殿堂と「触って感じる」コーナー
小原さんは視覚障害(全盲)の方で、「触って感じるコーナー」のために大阪から探検の殿堂までお越しくださいました。
ご来館の際にご案内させていただいたのですが、こんなに素敵な記事を書いていただけて嬉しい気持ちでいっぱいです。

(11月10日訂正) 正しくは、国立極地研究所さまからご提供いただいた南極の蜂の巣岩です。さらに言うと、平成5年に越冬隊員として南極地域観測隊に参加された佐藤夏雄さんが、展示用として日本に持ち帰ってきた…という来歴がある南極の石です。
すみません汗、間違ってました。こういう場合は都度、訂正していきますので、よろしくお願いします。私も勉強になりました。
小原さんが記事にも書いてらっしゃるように、触って感じるコーナーだけでなく、西堀榮三郎さんが実際に使ったタイプライターやテーブルなどの調度品、南極の石などが展示してある西堀榮三郎記念室を凄く楽しんでいただけました。(記念室内の展示品で、ガラスケースに入っていないものは、直接触っていただくことができます)
こうして実際に触ったり使ったりできる状態で展示してある博物館や美術館はなかなか無いのではないかと思います。目が見えると、触れる状態で展示してあっても、実際に細部まで触ってみようとする方は少なかったりします。
小原さんをご案内していて一番びっくりしたのが、点筆と点字器です!
15センチくらいの薄いプラスチックの板が二枚重ねになっていて、表側のプラスチックには細かい長方形の穴が4列ほど規則正しく並んでいます。その板の間に紙を挟んで、持ち手の先端に針がついたもので穴をカチカチ刺している…
一体何をしているのかしらんとお聞きすると、なんと点字で書かれたメモだったのです。
詳しい様子は「点・てん・テンジ」様の打ってみようページをご覧ください。
↑点字器と点筆の使い方が写真付き説明されています。
点字は左から読むので、メモをするときは右から。
しかも!左から読んだときに正しい点字になるように、メモをするときは反転した点字を打つそうです。
これまで私は点字というものを「読むもの」だとばかり思いこんでいたので、「自分のメモとして書く」という当たり前のことに私は大変驚いてしまったのでした。私たち普段の生活でも、メモを書かないとなると凄く不便ですもんね。
それ以外にも、私自身も小原さんとお話しできて、視覚障害のある方にも、絵やイラスト、マンガを楽しんでもらうことができないかな~?という新しい視点を持つことが出来ました。これは新たな課題です。
小原さん、遠いところから探検の殿堂にお越しいただきありがとうございました。
探検メダカ再び
ナマステ……
すっかり寒くなりましたね。私はここ数日、風邪をひいてしまって、お休みをいただいていました
。みなさまも、体調管理には十分お気をつけください。
そして休み明けに探検の殿堂に出勤すると、新しい仲間が増えていました。

探検メダカ(2号、3号、4号、5号、6号、7号、8号、9号)達です。
近所にお住いのメダカ名人Sさんから譲っていただいたそうです。Sさんはつい先日ひらかれた地域のお祭りでも、メダカのお店を出店されており、めずらしいメダカの販売やメダカすくいなどが楽しめました。私もお邪魔して見てきましたが、色とりどりのメダカが美しかったです。

探検の殿堂以外にも、能登川博物館や近江商人博物館用にも譲ってくださいました。

ペットボトルの中に、めだかが何匹もいます。

探検メダカ1号は悲しい結末を迎えたので、先輩がメダカについて色々と調べてみると
○メダカ1匹につき1リットルの水が適量
○暖かくて明るい環境に置いておくと、冬眠しなくて寿命が短くなる
○室内で飼育する場合、毎日の餌やりが必要
などが分かりました。
猫などの外敵から守られていたら、外で飼ってるのが一番長生きするのかもしれません。
(でも、放っておいたら冬の寒さで水ごと凍てついて凍死してしまうかも…)
現在、探検メダカは8匹が小さな水槽に同居中。
明らかに過密住宅なので、もう少し住みやすい箱が必要です。
探検メダカsは、受付に入る自動ドア横にあるテーブルに設置してあります。
ご来館いただいた方は、ぜひご覧ください。
Sさん、ありがとうございました!
すっかり寒くなりましたね。私はここ数日、風邪をひいてしまって、お休みをいただいていました

そして休み明けに探検の殿堂に出勤すると、新しい仲間が増えていました。

探検メダカ(2号、3号、4号、5号、6号、7号、8号、9号)達です。
近所にお住いのメダカ名人Sさんから譲っていただいたそうです。Sさんはつい先日ひらかれた地域のお祭りでも、メダカのお店を出店されており、めずらしいメダカの販売やメダカすくいなどが楽しめました。私もお邪魔して見てきましたが、色とりどりのメダカが美しかったです。

探検の殿堂以外にも、能登川博物館や近江商人博物館用にも譲ってくださいました。

ペットボトルの中に、めだかが何匹もいます。

探検メダカ1号は悲しい結末を迎えたので、先輩がメダカについて色々と調べてみると
○メダカ1匹につき1リットルの水が適量
○暖かくて明るい環境に置いておくと、冬眠しなくて寿命が短くなる
○室内で飼育する場合、毎日の餌やりが必要
などが分かりました。
猫などの外敵から守られていたら、外で飼ってるのが一番長生きするのかもしれません。
(でも、放っておいたら冬の寒さで水ごと凍てついて凍死してしまうかも…)
現在、探検メダカは8匹が小さな水槽に同居中。
明らかに過密住宅なので、もう少し住みやすい箱が必要です。
探検メダカsは、受付に入る自動ドア横にあるテーブルに設置してあります。
ご来館いただいた方は、ぜひご覧ください。
Sさん、ありがとうございました!
ココロボ最終回
今年の6月からやってきた今年度のココロボ、なんと本日が最終日となりました。
あっという間でビックリ。みんなはどんな成長を遂げたのでしょうか?
今回は、前半でプログラミングや工作の最終調整をして、後半では実際にロボレーブのルールに則って競技を行いました。
いろいろな工夫をこらしてくれたみんなのロボット。








ロボレーブでは、ロボットを一度ゴールに到着させた後、もう一度スタート位置まで戻ってくるようにプログラミングする必要があります。再度スタート位置に戻ってきたら、ロボットに取り付けた箱へピンポン玉を人間の手で投入。もういちど出発し、今度は、ゴールに設置されている箱の中に、ピンポン玉をいくつ入れることができるかを競います。

ゴールまでピンポン玉を運べても、いかにスムーズに、かつこぼさずにゴールの穴に入れられるかが難しいポイントです。

最初は調子よく穴にピンポン玉が入ったのですが、なんどもロボットが前後に動くうちに穴の位置がずれて、そこからピンポン玉がこぼれてしまいます…。

実際に競技をやってみたら、人間の手でピンポン玉を箱に入れるのも意外とテクニックがいります。このチームは、ピンポン玉がこぼれないようにカバーで覆ったり、ピンポン玉を個別に入れられるケース(大きな卵パックみたいなもの)を利用しています。時間は3分しかないので、みんなの息がピッタリ合うように、何度も練習していました。

このチームは、ロボットがゴールに到着した後の動き方を箱に直接書き込んでいます。凄くいいアイデアだな~と思いました。だれが見てもやり方が分かるようにしてくれるのは優しい!当日は緊張しているし、もしもに備えた対策ですね。備えあれば憂いなしと言いますし、お守りみたいで心強い!

なつかしのフローチャート。
模擬競技なので、時間内に何度でも挑戦してもらいました。工作を改善するところもあれば、プログラミングに手を加えるところもありました。

そして!ココロボサポーターの若者たちが凄いものを作ってくれたのです!!
その名も「ピンポン玉カウンターー!!」(私が付けました)
その名の通り、ピンポン玉の数をかぞえる機械です。いくつピンポン玉が運べたのかを数えるのが大変だろうと作ってくださいました。

しかも驚くべきことにこの機械、当日に思い立って!なんと1時間で!!制作されたものです。さらに、このピンポン玉カウンターは、みんなが使っているのと同じ車型ロボットを利用して作られているんです。
箱にピンポン玉を入れたら、筒の中を通って隣の段ボール箱に移動します。その筒の出口にライントレース用に使うセンサーを取り付けてあり、そこをピンポン玉が通ったら1とカウントされ、液晶に数字が表示されます。
明らかに人が数えるより早いし、間違いもないしで大活躍でした。
お二人で製作にあたられたそうなのですが、お一人はプログラミングなどのソフト面を、もうお一人は工作などのハード面を担当されたそうです。

ほんとビックリ。子どもたちも競技そっちのけで興味津々でした笑
とにかくやってみること!
1時間という限られた時間とモノでも、必要とされるものを作る!
これこそココロボという活動で、子どもたちに伝えたいこと、西堀榮三郎さんの精神です。
それを見事に体現して、子ども達に見せてくれました。
ありがとうございます

なにゃかんやとしていたら時間が来てしまいました。
最後はココロボ活動修了書をみんなにお渡し。

ココロボガールズが手紙をくれました。ありがと~~。先生と呼ばれるようなことは何一つとしてしていませんが
また遊びに来てね~~
来年サッカーに来てくれるかしらん?
あっという間でビックリ。みんなはどんな成長を遂げたのでしょうか?
今回は、前半でプログラミングや工作の最終調整をして、後半では実際にロボレーブのルールに則って競技を行いました。
いろいろな工夫をこらしてくれたみんなのロボット。
ロボレーブでは、ロボットを一度ゴールに到着させた後、もう一度スタート位置まで戻ってくるようにプログラミングする必要があります。再度スタート位置に戻ってきたら、ロボットに取り付けた箱へピンポン玉を人間の手で投入。もういちど出発し、今度は、ゴールに設置されている箱の中に、ピンポン玉をいくつ入れることができるかを競います。
ゴールまでピンポン玉を運べても、いかにスムーズに、かつこぼさずにゴールの穴に入れられるかが難しいポイントです。
最初は調子よく穴にピンポン玉が入ったのですが、なんどもロボットが前後に動くうちに穴の位置がずれて、そこからピンポン玉がこぼれてしまいます…。
実際に競技をやってみたら、人間の手でピンポン玉を箱に入れるのも意外とテクニックがいります。このチームは、ピンポン玉がこぼれないようにカバーで覆ったり、ピンポン玉を個別に入れられるケース(大きな卵パックみたいなもの)を利用しています。時間は3分しかないので、みんなの息がピッタリ合うように、何度も練習していました。
このチームは、ロボットがゴールに到着した後の動き方を箱に直接書き込んでいます。凄くいいアイデアだな~と思いました。だれが見てもやり方が分かるようにしてくれるのは優しい!当日は緊張しているし、もしもに備えた対策ですね。備えあれば憂いなしと言いますし、お守りみたいで心強い!
なつかしのフローチャート。
模擬競技なので、時間内に何度でも挑戦してもらいました。工作を改善するところもあれば、プログラミングに手を加えるところもありました。
そして!ココロボサポーターの若者たちが凄いものを作ってくれたのです!!
その名も「ピンポン玉カウンターー!!」(私が付けました)
その名の通り、ピンポン玉の数をかぞえる機械です。いくつピンポン玉が運べたのかを数えるのが大変だろうと作ってくださいました。
しかも驚くべきことにこの機械、当日に思い立って!なんと1時間で!!制作されたものです。さらに、このピンポン玉カウンターは、みんなが使っているのと同じ車型ロボットを利用して作られているんです。
箱にピンポン玉を入れたら、筒の中を通って隣の段ボール箱に移動します。その筒の出口にライントレース用に使うセンサーを取り付けてあり、そこをピンポン玉が通ったら1とカウントされ、液晶に数字が表示されます。
明らかに人が数えるより早いし、間違いもないしで大活躍でした。
お二人で製作にあたられたそうなのですが、お一人はプログラミングなどのソフト面を、もうお一人は工作などのハード面を担当されたそうです。
ほんとビックリ。子どもたちも競技そっちのけで興味津々でした笑
とにかくやってみること!
1時間という限られた時間とモノでも、必要とされるものを作る!
これこそココロボという活動で、子どもたちに伝えたいこと、西堀榮三郎さんの精神です。
それを見事に体現して、子ども達に見せてくれました。
ありがとうございます

なにゃかんやとしていたら時間が来てしまいました。
最後はココロボ活動修了書をみんなにお渡し。
ココロボガールズが手紙をくれました。ありがと~~。先生と呼ばれるようなことは何一つとしてしていませんが


女神が微笑む瞬間
本日、探検の殿堂に嬉しいお客様がいらっしゃいました。
塩野義製薬株式会社の小林尚武(こばやし なおたけ)さんです。
受付で「なんだか見覚えがあるな~」と思っていたら、やはりお会いするのは二度目でした。
というのも、今年開催していた企画展『愉しみながらやれ!ー自主主義で創造性の発揮をー』にお越しいただいた際に、小林さんがお仕事で西堀さんの言葉に大変励まされていることや、執筆されている論文が掲載されるように頑張っていることなどをお話ししてくださっていたので、とても記憶に残っていたからです。
その時は「論文が掲載されたときに、もう一度探検の殿堂に来ます!」と仰ってお帰りになりましたが、見事に目標を達成し、そのご報告をしに来てくださいました!!まさに有言実行
掲載された論文はこちら↓↓
Discovery of the Orally Effective Thyrotropin-Releasing Hormone Mimetic: 1-{N-[(4S,5S)-(5-Methyl-2-oxooxazolidine-4-yl)carbonyl]-3-(thiazol-4-yl)-l-alanyl}-(2R)-2-methylpyrrolidine Trihydrate (Rovatirelin Hydrate)
https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acsomega.8b01481
こちらは、経口投与の可能なTRH(甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン)製剤に関する研究論文です。
一体なんのことなのかしらん?
まったくの素人である私たちに小林さんが分かりやすくご説明してくださったので、お伝えします。
脊髄小脳髄変性症とは、意識ははっきりしているけれど、体が上手く動かせなくなる難病です。TRHとは、脊髄小脳髄変性症の治療に用いる甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンのこと。患者さんの脳にこのTRHが上手く作用すると、身体の動作に改善がみられます。これまでは、この病気を発症すると、TRHを注射で注入することが治療の一環でした。しかし注射による接種では、肝心の脳にはほとんど届かないという問題がありました。
なので、小林さんたち研究チームは、TRHを口から飲んでも効果を示すお薬を開発をしようと頑張ってきたのです。その長年の苦労が結実し、アメリカ化学会の発行するACS OMEGAに掲載されました!

やったーー
途中でもう諦めるかという話になった時、「最後だし、ちょっと違うアプローチでやってみよっか~」という実験が、解決へのブレイクスルーになったそうです。
これぞ女神が微笑む瞬間!
諦めずに挑戦する人には女神の前髪を掴みチャンスが訪れるんですね。
この論文は、小林さんが塩野義製薬株式会社に入社して初めて関わった研究が結実したものだそうです。一番最初に関わった研究なんて思い入れもひとしお、こうして形になって本当に良かった!このお薬によってたくさんの人が笑顔になると思います。
そんな小林さんの一番お気に入りの西堀語録は
「異質の協力でチームワーク」
たくさんの人の協力がなければ薬は一人では作れない。
小林さんのお話を聞いて、一つの薬が世に出るまでに、たくさんの人が多くの年月をかけて、数えきれないほどの試行錯誤がされているんだなということが分かりました。
小林さんはほかにも、研究が上手くいかないときや、自信を失ったときに、自分を支えてくれたのが西堀榮三郎さんの言葉で、探検の殿堂の存在が凄く励みになりました!と私たちに伝えてくださいました。お話を聞いた私たちも、西堀さんや探検の殿堂がだれかの力になっていることを改めて感じ、もっと頑張ろうという気持ちになりました。
小林さん、ありがとうございます!!
塩野義製薬株式会社の小林尚武(こばやし なおたけ)さんです。
受付で「なんだか見覚えがあるな~」と思っていたら、やはりお会いするのは二度目でした。
というのも、今年開催していた企画展『愉しみながらやれ!ー自主主義で創造性の発揮をー』にお越しいただいた際に、小林さんがお仕事で西堀さんの言葉に大変励まされていることや、執筆されている論文が掲載されるように頑張っていることなどをお話ししてくださっていたので、とても記憶に残っていたからです。
その時は「論文が掲載されたときに、もう一度探検の殿堂に来ます!」と仰ってお帰りになりましたが、見事に目標を達成し、そのご報告をしに来てくださいました!!まさに有言実行

掲載された論文はこちら↓↓
Discovery of the Orally Effective Thyrotropin-Releasing Hormone Mimetic: 1-{N-[(4S,5S)-(5-Methyl-2-oxooxazolidine-4-yl)carbonyl]-3-(thiazol-4-yl)-l-alanyl}-(2R)-2-methylpyrrolidine Trihydrate (Rovatirelin Hydrate)
https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acsomega.8b01481
こちらは、経口投与の可能なTRH(甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン)製剤に関する研究論文です。
一体なんのことなのかしらん?
まったくの素人である私たちに小林さんが分かりやすくご説明してくださったので、お伝えします。
脊髄小脳髄変性症とは、意識ははっきりしているけれど、体が上手く動かせなくなる難病です。TRHとは、脊髄小脳髄変性症の治療に用いる甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンのこと。患者さんの脳にこのTRHが上手く作用すると、身体の動作に改善がみられます。これまでは、この病気を発症すると、TRHを注射で注入することが治療の一環でした。しかし注射による接種では、肝心の脳にはほとんど届かないという問題がありました。
なので、小林さんたち研究チームは、TRHを口から飲んでも効果を示すお薬を開発をしようと頑張ってきたのです。その長年の苦労が結実し、アメリカ化学会の発行するACS OMEGAに掲載されました!

やったーー
途中でもう諦めるかという話になった時、「最後だし、ちょっと違うアプローチでやってみよっか~」という実験が、解決へのブレイクスルーになったそうです。
これぞ女神が微笑む瞬間!
諦めずに挑戦する人には女神の前髪を掴みチャンスが訪れるんですね。
この論文は、小林さんが塩野義製薬株式会社に入社して初めて関わった研究が結実したものだそうです。一番最初に関わった研究なんて思い入れもひとしお、こうして形になって本当に良かった!このお薬によってたくさんの人が笑顔になると思います。
そんな小林さんの一番お気に入りの西堀語録は
「異質の協力でチームワーク」
たくさんの人の協力がなければ薬は一人では作れない。
小林さんのお話を聞いて、一つの薬が世に出るまでに、たくさんの人が多くの年月をかけて、数えきれないほどの試行錯誤がされているんだなということが分かりました。
小林さんはほかにも、研究が上手くいかないときや、自信を失ったときに、自分を支えてくれたのが西堀榮三郎さんの言葉で、探検の殿堂の存在が凄く励みになりました!と私たちに伝えてくださいました。お話を聞いた私たちも、西堀さんや探検の殿堂がだれかの力になっていることを改めて感じ、もっと頑張ろうという気持ちになりました。
小林さん、ありがとうございます!!
ネパールからのお土産・第三弾
ネパールのお土産で、アムリタさんからいただいたのがこちら!↓↓↓
『WHAT I FOUND in JAPAN』

西堀榮三郎さんがマナスル登頂許可を得るためにネパール入りした際に、現地で大変尽力してくださったKrishna Bahadur Vermaさん(クリシュナさん)。その後、京都大学に留学したクリシュナさんが日本で学んだことをまとめた書籍です。
英語なので、まだ全部は読めていませんが、農業や社会体制から見たネパールと日本の類似点や、日本の文化や農業、神道や仏教といった宗教に関すること、日本人の仕事に対する精神性などについて書かれているようです。(間違ってたらすみません汗)
クリシュナさんと関わりのある方たちからの寄稿もたくさん載っていて、その中には、西堀さんのメッセージももちろん載っています!
本の中で「Japan And The Author」(日本と著者)という、クリシュナさんが自分と日本の関わりについて述べているところがあります。幼いころにネパールの王室を訪ねた時に、日本の衣服やはきもの(足袋のことでしょうか?)、玩具などを目にしたり、日本の皇室についても知る機会があったそうです。その後、学校や大学に進学すると、当時手に入れることができた本や雑誌などで日本について勉強し始めたことなどが書かれています。
これまで、クリシュナさんと日本との関係はアジア・オリンピックから始まったと考えていたのすが、もっと早い時から、日本とクリシュナさんの関係は築かれていたこのですね。新発見です!!
ちゃんと精読したら、もっとたくさんのことが明らかになりそう

『ミニ企画展 マンガで分かる!西堀榮三郎ネパール編』に登場するクリシュナさん(左)と本の表紙に載っている写真のクリシュナさん(右)。
マンガを描くにあたり、西堀さんと出会った頃のクリシュナさんの顔やお姿がはっきりと分からなくて、西堀さんの残された数多くのスライドから「これクリシュナさんじゃない?」と探してたのが懐かしいです。
似てますかね?
『WHAT I FOUND in JAPAN』

西堀榮三郎さんがマナスル登頂許可を得るためにネパール入りした際に、現地で大変尽力してくださったKrishna Bahadur Vermaさん(クリシュナさん)。その後、京都大学に留学したクリシュナさんが日本で学んだことをまとめた書籍です。
英語なので、まだ全部は読めていませんが、農業や社会体制から見たネパールと日本の類似点や、日本の文化や農業、神道や仏教といった宗教に関すること、日本人の仕事に対する精神性などについて書かれているようです。(間違ってたらすみません汗)
クリシュナさんと関わりのある方たちからの寄稿もたくさん載っていて、その中には、西堀さんのメッセージももちろん載っています!
本の中で「Japan And The Author」(日本と著者)という、クリシュナさんが自分と日本の関わりについて述べているところがあります。幼いころにネパールの王室を訪ねた時に、日本の衣服やはきもの(足袋のことでしょうか?)、玩具などを目にしたり、日本の皇室についても知る機会があったそうです。その後、学校や大学に進学すると、当時手に入れることができた本や雑誌などで日本について勉強し始めたことなどが書かれています。
これまで、クリシュナさんと日本との関係はアジア・オリンピックから始まったと考えていたのすが、もっと早い時から、日本とクリシュナさんの関係は築かれていたこのですね。新発見です!!
ちゃんと精読したら、もっとたくさんのことが明らかになりそう


『ミニ企画展 マンガで分かる!西堀榮三郎ネパール編』に登場するクリシュナさん(左)と本の表紙に載っている写真のクリシュナさん(右)。
マンガを描くにあたり、西堀さんと出会った頃のクリシュナさんの顔やお姿がはっきりと分からなくて、西堀さんの残された数多くのスライドから「これクリシュナさんじゃない?」と探してたのが懐かしいです。
似てますかね?
ネパールからのお土産・第二弾
ナマステ!
またまたネパール土産を紹介いたします。
太陽の顔が書かれた箱と、馬の絵が描かれたカレンダーは、ネパールのパタンという旧市街にあるお土産屋さんで買ってきてくれたそう。そこは、日本人女性がやっている、日本人好みのお菓子や雑貨類がたくさんあるおススメのお土産屋さんだそうですよ。そこ以外にもいくつかお土産屋さんに寄ったらしいんですが、一番可愛くてデザインも良い品物が揃っていたのは、そのお店だったと聞きました。
「ネパール パタン お土産」で検索するとヒットしたので、もしネパールに行く機会があれば寄ってみてはいかがでしょうか。
Animalsと書いてあるのは手すきの紙で作られたカレンダー made in Nepal。
馬が凄く可愛い、一目で決めました。私は、こういう現地の絵とかデザインが見られるものが一番嬉しいです。
5月の象。じゃっかん、一つ目に見える。
馬や象に細かい模様が描かれている絵が多いんですが、なんだかメヘンディっぽいですね。メヘンディというのは、ヘナと呼ばれる植物の葉を潰したペーストを使って、手足に細かい模様を施したものです。非常に綺麗なので、もし良ければ調べてみてください。
顔が書かれた箱の中には、先日もいただいた「コーヒー豆が入ってるチョコレート」が入ってました。
そしてこちら!!
これは、西堀榮三郎さんがマナスル登頂許可を得るために戦後初めてネパール入りした際、現地で非常にお世話になったクリシュナさん(Krishna Bahadur Verma)の娘さん(アムリタさん)からいただいた腕輪です!
私の手が大きすぎて(…)はめることができませんでした。アムリタさんは小柄な方だということが分かりますね。
以前拾ってきた桜の木の枝に引っ掛けてみました。なんかモズっぽいですが、木の枝にどんどん思い出の品が増えていくのが素敵じゃないですか?
今回、E.Eネパールプロジェクト実行委員会が実際にネパールまで行ったのは、アマチュア無線で交信をする以外にも、こうして西堀さんと縁のあった方たちに会ってお話を聞くという目的がありました。
無事に、現地でアムリタさんに、西堀さんとお父様との関係などをインタビューすることが出来たみたいで良かった!どんなお話をされたのか、私も知るのが楽しみです。
そしてそして…
アムリタさんからは腕輪以外にも、非常に貴重な資料をいただいたのです!そちらも、またお知らせいたします
